Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和1年7月 一陸技「無線工学A」A-18

A-18 デジタルオシロスコープのサンプリング方式に関する次の記述のうち、誤っているものを下の番号から選べ。

なんやこれ~

 

デジタルオシロのデータの取り方ですが、大きく分けて2つ

①実時間サンプリング方式

1回の掃引でデータを取ってしまう方式です。測定したい波形の変化よりも速いサンプリングレートを設定することで、正確な測定ができます。

この性質から、モノパルスなどの規則性のない波形が得意です。一方で、オシロが十分な速度で信号をサンプリングしていない場合にエイリアシングが発生します。信号の周波数が誤認識され、オシロスコープに表示される波形の区別がつかなくなるためです。折り返し雑音とも呼ばれています。

 

②等価時間サンプリング方式

1回ごとの掃引で少しずつ情報を捕捉し、複数回の掃引によって波形を得る方式です。

この性質から、繰り返す波形は得意です。さらに、この方式には2種類あります。

・シーケンシャルサンプリング方式

入力信号のトリガを基準にして、サンプリング位置を一定時間ずつ遅らせてサンプリングします。

・ランダムサンプリング方式

入力信号の波形をランダムにサンプリングします。

 

詳しくはこちら参照です。

www.jemima.or.jp

 

ということで、

4が誤りです。ランダムサンプリング方式ではなく、シーケンシャルサンプリング方式ですね。