Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和2年1月 一陸技「無線工学A」A-15

A-15 図に示す信号点配置の1600M信号のシンボル誤り率 SER16QAMが、誤差補関数を用いた式としSER16QAM=3/2erfc(√CNR/10)で表せるとき、ビット誤り率 BER16QAMを表す式として、正しいものを下の番号から選べ。ただし、ビットの制り当て(マッピング)をグレイコード配置とする。

不思議な数式をお使いになられるんですね~

 

ともあれ、こんな難しそうな数式に惑わされてはいけません。

ここでは、グレイコードということがポイント。

ちなみに、16QAMのグレイコードは参照のような感じ。

telecomshikaku.com

 

グレイコードでは、隣り合う信号点で1ビットしか異ならないことが特徴です。

シンボル誤りも、基本的には隣通しの信号点で発生します。

つまり、今回の場合はシンボル誤り率とビット誤り率は同じ意味になります。

16QAMは4×4の信号列であり、各点は[0 0 0 0]のような4ビットで与えられます。

すなわち、各ビットにおけるビット誤り率はシンボル誤り率の1/4になります。

 

答えは、4です(イエーイ)