A-6 次の記述は、各種デジタル変調方式の理論的な C/N対BER特性(同期検波)等について述べたものである。図の①〜⑤に示す特性のうち、QPSK、8PSK及び16QAMの特性の組合せとして、正しいものを下の番号から選べ。ただし、当該特性はフェージングの影響
がなく加法性白色ガウス雑音のみが存在する伝搬環境を想定したものである。また、log102=0.3とする。
なんだこれー
BERとは、ビット誤り率のことです。
符号列を伝送した際、全符号数に対する誤って受信される符号数の割合(符号列は2値符号)を表します。
(1)より
縦軸が、横軸なのは①です。なので、①はQPSKになります。
(3)より
QPSKはBPSKと比較して、C/Nが1/2(-3dB)となります。なので、同じBERにするためには、BPSKはQPSKよりC/Nが-3dB低くてよいです。
※単純な(BPSKとか)変調方式の方が、低いC/Nでも通信可能です。
(2)より
①のQPSKは、縦軸がのとき、横軸なので、
BPSKは縦軸がのとき、横軸です。
※グラフに書いてないのが、ひどいところ…
よって、8PSKはに該当する②が正解になります。
(5)より
16QAMのC/Nはの4倍なので、6dB大きいです。
(4)より
16QAMは縦軸がのとき、横軸なので、③が正解です。
これからも、BPSK、QPSK、8PSK、16QAMと単純な変調方式ほと、低いC/Nで通信可能です。
答えは5です!(イェーイ)