Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和2年11月1回目 一陸技「無線工学A」B-3

B-3 次の記述は、図に示す測定系統図を用いたSINAD法によるPM(F3E)受信機の基準感度の測定手順について、その概要を述べたものである。▭内に入れるべき字句を下の番号から選べ。

SINAD法...

 

SINAD法について、詳しくはこちらです。

www.ohendan.com

 

 

アとイとウとオ

SINAD法

①SGに試験周波数を設定する。このとき、標準変調状態(1000Hzの正弦波により最大周波数偏移の許容値の60%)とする

②SGから受信機に60 dBμV以上の受信機入力電圧を加える。受信機の規定復調出力が得られるように受信機の出力レベルを調整する。

スケルチレベル(無信号時にノイズを遮断し、無音状態にするレベル)は無関係

③SGの出力を調整し、レベル計で測定値から信号(Signal)の値を測定する。更に、SINADから雑音(Noise)とひずみ(Distortion)を測定して、受信機の復調信号のSINADが12 dBとなるSGの出力レベルから受信機入力電圧を求める。

 

総和に対する雑音とひずみの比を知りたいので、

(S+N+D)/(N+D)

が正解になります。基本的に、雑音とひずみを分離して測定することは難しいので、分裂することはないです。

 

アは1、イは4、ウは6、エは7、オは9が正解です!