A-10 次の記述は、理想的なダイオードD及び2[kΩ]の抵抗Rを組み合わせた回路の電圧電流特性について述べたちのである。□内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、回路に加える直流電圧及び電流をそれぞれV及びIとする。
さあ、感覚的に解いていきましょう。
ダイオードは、一方方向に電流を流します。
下の図のように...
(めちゃでかダイオードの誕生です!なんだこれ!!!)
つまり、図でいう右から左に電流は流れません。
更に知りたい人はこちら参照です。
ということで、図1から見ていきましょう。
図1は抵抗とダイオードが直列ですね。電流は右に正の向きです。
電圧がマイナスになれば、ダイオードが邪魔して動作しません。
なので、イが該当します。
次に、図2ですが、
電圧がマイナスの時、下側(抵抗とダイオードが直列になっている方)はダイオードが邪魔して電流は流れません。そのため、上側(抵抗単体の方)だけに電流が流れます。
一方で、電圧がプラスになると、電流は上下の線路に流れることができます。ここで合成抵抗を考えると、が2個の並列回路ですので、になります。
抵抗が小さくなった分、電流は流れやすくなりますから、傾きが急なエが該当します!
最後に、図3です!
電圧がマイナスの時は、図2と同様です。
一方で、電圧がプラスになると、電流は抵抗よりも流れやすいダイオードに流れてしまいます。理想的なダイオードですから、抵抗成分はなくただの導電路です。
すなわちこれは、短絡(ショート)の状態です。
なので、電流がいくら増えようとも抵抗成分ゼロなので、電圧は増加しません。なので、アが該当します。
答えは、5です!(イエーイ)