Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和2年11月2回目 一陸技「無線工学の基礎」A-2

A-2 次の記述は、図に示すように断面積がS[m2]、平均磁路長がl[m]及び透磁率がμ0[H/m]の環状鉄心にコイルをN回巻いたときの自インダクタンスL[H]について述べたものである。⬜︎内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、漏れ磁束及び磁気飽和は無いものとする。

f:id:Penguin-AppliedPhysics:20231115064911j:image

頑張るしかないかー

 

自己インダクタンスLと磁束\phiなどには以下の関係があります。

N\phi=LI

自己インダクタンスは磁束と電流の変換係数のようなものです。

なので

L=\frac{N\phi}{I}

Aが求まりました。

 

次に磁界H [A/m]

Hl=NI

の関係にあります。また磁束密度B [Wb]

B=\mu H

です。磁束は磁束密度と面積の積なので

\phi=BS=\mu HS=\frac{\mu NIS}{l}

Bが求まりました。

 

最後にCはAとCを使って

L=\frac{N\phi}{I}=\frac{N\frac{\mu NIS}{l}}{I}=\frac{\mu N^2S}{l}

 

答えは3です!(イェーイ)