Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和1年7月 一陸技「無線工学B」A-13

A-13 次の記述は、ASR(空港監視レーダー)のアンテナについて述べたものである。⬜︎内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

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コ…コセカント…??

 

ASRなどのコセカント2乗特性アンテナについて、分かりやすく解説されたのはこちらです。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12137669547

 

AとB

飛行機の高度hと地上にあるレーダから航空機までの距離R

R=\frac{h}{sin\theta}=h cosec\theta

です。

当然、飛行機がレーダに近づくように水平に飛んでいれば、距離が近くなるので反射強度は大きくなります。これを距離に対して、cosec^2\thetaの特性を持つアンテナを用いることで、距離に無関係な反射強度を得ようとしたのが、コセカント2乗特性アンテナになります。

 

C

水平面内のビーム幅は、方位分解能を向上させるため、非常に狭いです。

 

答えは3です!(イェーイ)