Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和2年11月2回目 一陸技「無線工学A」A-10

A-10 次の記述は、レーダー方程式において、送信電力等のパラメータを変えた時の最大探知距離(Rmax)の変化について述べたものである。⬜︎内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、Rmaxは、レーダー方程式のみで決まるものとし、最小受信電力は、信号の探知限界の電力とする。

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うろ覚えでも大丈夫??

 

類似問題はこちら…

penguin-appliedphysics.hatenablog.com

 

レーダ方程式におけるR_{max}

R_{max}=^4\sqrt{\frac{PG^2\lambda^2\sigma}{(4\pi)^4P_{min}}}

です。

それぞれ、送信電力P、アンテナ利得Gの2乗、電波の波長\lambdaの2乗、の1/4乗に比例し、最小受信電力P_{min}のの1/4乗に反比例します。

4乗根ということを覚えておけば、なんとなく\sqrt3=1.7は出てこないと予想がつくかと…

最小受信電力が小さくなれば、より小さい電力まで受信できるようになりますから、より遠くから帰ってくる電力も拾えます。なので、R_{max}は大きくなります。

 

答えは1です!(イェーイ)