Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和1年7月 一陸技「無線工学B」B-1

B-1 次の記述は、半波長ダイポールアンテナを用いた受信アンテナの散乱断面積を求める過程について述べたものである。⬜︎内に入れるべき字句を下の番号から選べ。ただし、アンテナ及び給電線の損失はないものとし、アンテナの入力インピーダンスは純抵抗とする。
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難しそう〜

 

オームの法則に従いましょう。

電力は電圧と電流の積ですから

P_A=|I|^2R_r

1が正解です。

 

同様に

p=\frac{E^2}{Z_0}

10が正解です。

 

A-6と同じような考え方をします。

penguin-appliedphysics.hatenablog.com

受信アンテナは起電力Vと内部抵抗R_rの電源とみなせます。これが受信機の内部抵抗と整合しているので、受信機の内部抵抗もR_rです。

抵抗が同じなら、電圧は半分こですから、

P_A=(\frac{V}{2})^2\times \frac{1}{R_r}=\frac{V^2}{4R_r}
答えは2です。

 

あとは当てはめるだけです。

A_s=\frac{P_A}{p}=\frac{\frac{V^2}{4R_r}}{\frac{E^2}{Z_0}}=\frac{V^2Z_0}{4R_rE^2}

8が正解です、

 

(4)の通り、等しくなります。

9です。