Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和2年1月 一陸技「無線工学A」A-4

A-4 次の記述は、図に示す送信機T1及びT2の間で生ずる3次の相互変調積について述べたものである。▭内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、3次の相互変調積は、送信周波数f1[Hz]の送信機Tiに、送信周波数がf1よりわずかに高いたf2[Hz]の送信機T2の電波が入り込み、T1において伝送帯域内に生ずる可能性のある周波数成分とする。また、T1及びT2の送信電力は等しく、アンテナ相互間の結合量1/k(k>1)とする。なお、同じ記号の▭内には、同じ字句が入るものとする。

まさか2回連続で出てくるとは...

類似問題はこちら...

penguin-appliedphysics.hatenablog.com

 

もうもはや捨て問といいたいところ。

A

次数と係数の和は一致しますので、2f_1-f_2, 2f_2-f_1が正解になります。

 

B

3次を計算すると、周波数が低い方は1/kに比例し、周波数が高い方は1/k^2に比例します。もう、もはやこう覚えたほうがはやいです。

周波数が低いから、振幅は大きいんだ...と。

詳しくはこちらですが、テスト中の導出は現実的ではないので...

www.gxk.jp

 

C

先ほどは、振幅の話でした。電力はその2乗で効いてきますから、周波数が低い方が1/k^2で効いてきます。つまり、1/10^2

1/100はデシベル換算で-20 dBです。

 

正解は5です(イエーイ)