Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和2年11月2回目 一陸技「無線工学B」B-4

B-4 次の記述は、超短波(VHF)帯の地上伝搬において、伝搬路上に山岳がある場合の電界強度について述べたものである。▭内に入れるべき字句を下の番号から選べ。

よく読めば...

 

山岳を超えるときに、波が曲がっていますので回折です。

答えは1です。

 

④の場合、P_1で反射、Mで回折、P_2で反射なので、R_1R_2S_4が正解です。

答えは7です。

 

ウとエ

④の場合、左半分の経路と右半分の経路、2つで位相差が生じます。そのことを考慮すれば、

E=E_0(|S_1|+(-1)|S_2|e^{-j\phi_1}+(-1)|S_3|e^{-j\phi_2}+(-1)(-1)|S_4|e^{-j\phi_1}e^{-j\phi_2})

=E_0|S|(1-e^{-j\phi_1}-e^{-j\phi_2}+e^{-j(\phi_1+\phi_2)})

=E_0|S|(1-e^{-j\phi_1})(1-e^{-j\phi_2})

答えはウが3、エが9です。

 

(1-e^{-j\phi_1})2\sin(\frac{2\pi h_1H}{\lambda d_1})のように変化するなら、(1-e^{-j\phi_2})2\sin(\frac{2\pi h_2H}{\lambda d_2})のように変化するはずです。

オは5です。