Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和1年7月 一陸技「無線工学A」A-15

A-15 衛星通信回線の干渉雑音に対する雑音配分量において、システム間干渉雑音電力を総合雑音電力の20[%] とする場合、システム間干渉雑音電力による搬送波電力対雑音電力比(C/N)の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、総合の搬送波電力対雑音電力比(C/N)を16[dB]とする。また、log102=0.3とする。

log計算問題なり。

 

さて、%とdBは相性が悪いですから、dBを真数に変換します。

16[dB]=(10+6)[dB]=10log_{10}40

ここで注意したいのは、システム間干渉雑音電力は総合雑音電力の20%という文章。

あくまでも、雑音電力が20%になってますので、C/Nの分母が小さくなった。つまり、C/N自体は1/0.2=5倍になっているわけです。

真数で考えると、40×5=200ですから、

10log_{10}200=23[dB]

 

答えは5です!(イエーイ)