B-5 次の記述は、図に示す構成例によるデジタル処理型のAM(A3E)送信機の動作原理について述べたものである。▭内に入れるべき宇句を下の番号から選べ。ただし、PA-1〜PA-23は、それぞれ同一の電力増幅器(PA)であり、100%変調時には、全てのPAが動作するものとする。また、搬送波を波形整形した矩形波の励振入力が加えられた各は、デジタル信号のビット情報により制御されるものであり、MSBは最上位ビット、LSBは最下位ビットである。なお、同じ記号の▭内には、同じ字句が入るものとする。
観たくもない、分量と図の迫力
ア
DCですので、そのまま出力に直結します。アは6です。
イとウ
MSBはMost Significant Bit(最も大きい重要ビット)の意味で、LSBはLeast Significant Bit(最も小さい重要ビット)の意味になります。
MSBは桁が大きいので大まかな振幅情報になり、LSBの場合は桁が小さいため細かな振幅情報になります。
イが7、ウが2です。
エ
BPFの4が入ります。一陸技においてHPFが答えになることは滅多にありません。
オ
これが難しい。
なので、PA-16~P-23の8台で、PA-1~P-15の1台分の負担になります。
そのため、システム全体でPA-1~P-15の15台とPA-16~P-23の1台分の計16台で負担することになります。
ここで、AM搬送波の振幅変調波を思い出すと
でした。ここで重要なのは、の最大値がであることです。
※今回の変調度は1なため。
そのため、ピーク電圧は搬送波電圧の2倍になります。更に、ピーク電力はその2乗ですから、搬送波電力の4倍です。
つまり、ピーク電力は4 kWになります。これを16台分で負担するため、1台当たり250 Wになります。
答えは10です。