B-2 次の記述は、図に示す方形導波管について述べたものである。▭内に入れるべき字句を下の番号から選べ。ただし、自由空間における電波の波長をλ[m]、速度をc[m/s]とする。
暗記です。
ア
の遮断波長は
です。
導出の詳しくは、下記参照ですが、非常に難しく長いのでイの答えを覚えたほうが早いです。
答えは6です。
イ
こちらを覚えるべきです。
TE10の場合、導波管の長辺寸法aにより伝送される電波の周波数は左右されます。このとき、導波管の寸法aが波長の半分以下では電波は進行しません。
すなわち、遮断波長は2aです。
答えは2です。
これが分かれば、m=1, n=0を代入した値が2aになるものがアの答えになります。
ウ
導波管内は自由空間と伝搬モードが違う(TEM,平面波でない)ため、波長も同じ定義にはできません。そこで、管内波長という値を定義しています。
です。
TE10の場合、なので、
答えは8になります。
エ
位相速度は、導波管の中での位相の進む見かけ上の速度です。
群速度は、エネルギーが管内の軸方向に伝搬する速度です。
ここで、なので、
です。すなわち、位相速度の方が速いです。
答えは4です。
オ
エより
答えは10です。