Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和3年1月1回目 一陸技「無線工学の基礎」B-2

B-2 次の図は、三つの正弦波交流電圧v1、v2及びv3を合成したときの式と概略の波形の組合せを示したものである。このうち正しいものを1、誤っているものを2として解答せよ。ただし、正弦波交流電圧は、角周波数をω[rad/s]、時間を[s]としたとき、次式で表されるものとする。

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なんだこれー

 

整理しましょう。\pi以上は点対称なので無視するとして
\sin\omega tの場合

\omega t=0,\pi...でゼロ

\omega t=\frac{\pi}{2}...で1になります。

\sin2\omega tの場合

\omega t=0,\frac{\pi}{2},\pi...でゼロ

\omega t=\frac{\pi}{4},\frac{3\pi}{4}...で1の大きさになります。

\sin3\omega tの場合

\omega t=0,\frac{\pi}{3},\frac{2\pi}{3}, \pi...でゼロ

\omega t=\frac{\pi}{6},\frac{\pi}{2},\frac{5\pi}{3}...で1の大きさになります。

 

上記より、間違いです。なぜなら、\frac{\pi}{2}のとき、\sin\omega tは1なため、-2にならないからです。

こちらは2です。

 

これも間違いです。\sin3\omega tの方が早く、1になるので最初がマイナスに行くことはありません。

これも2です。

 

あとは1になります。

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イとウとオは\frac{\pi}{2}を見れば分かりやすいです。クロスが最も高くなります。