Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和2年11月1回目 一陸技「無線工学の基礎」A-8

A-8 図に示す抵抗R[Ω]及び自己インダクタンスL[H]の回路において、交流電圧V[V]の角周波数が、ω=R/L[rad/s]であるとき、Lの両端電圧しとVの大きさの比の値(VL/V)として、正しいものを下の番号から選べ。

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今回の回路は直列ですから、抵抗の比が電圧の比です。

Rの方のインピーダンスの大きさは、当然ながらRです。また、Lのインピーダンスの大きさはj\omega Lです。

ここで、Vは回路全体、V_Lはコイルのみに掛かっていますから

\frac{V_L}{V}=\frac{j\omega L}{R+j\omega L}

ここで、\omega=R/Lより

\frac{V_L}{V}=\frac{jR}{R+jR}

大きさを聞かれてますから

\frac{V_L}{V}=\frac{\sqrt{0^2+R^2}}{\sqrt{R^2+R^2}}=\frac{R}{\sqrt2 R}=\frac{1}{\sqrt2}

 

答えは3です!(イェーイ)

複素数なので、大きさの取り扱いに注意です!