Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和2年1月 一陸技「無線工学B」A-7

A-7 特性インピーダンスが50[Ω]の無損失給電線の受端に接続された負荷への入射波電圧が90[V]、反射波電圧が10[V]であるとき、電圧波節から負荷側を見たインピーダンスの大きさとして、最も近いものを下の番号から選べ。

こちらも計算ですね~

 

VSWRを前問と同様に使います。

penguin-appliedphysics.hatenablog.com

 

この問題は、VSWRを電圧比で考えます。

VSWRは以下のようにも表せます。

S=\frac{V_{MAX}}{V_{min}}=\frac{|V_{f}|+|V_{r}|}{|V_{f}|-|V_{r}|}

=\frac{90+10}{90-10}=1.25

今回は、電圧波の節です。そのため、負荷側のインピーダンスR特性インピーダンスZ_0よりも小さくなります。

つまり、

S=\frac{1+|\Gamma|}{1-|\Gamma|}=\frac{1+\frac{Z_0-R}{Z_0+R}}{1-\frac{Z_0-R}{Z_0+R}}=\frac{Z_0}{R}

よって、

1.25=\frac{50}{R}

R=40

 

答えは1です!(イエーイ)