Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和1年7月 一陸技「無線工学A」B-4

B-4 次の記述は、図に示す構成例を用いたFM(F3E)受信機の雑音抑圧感度の測定について述べたものである。⬜︎内に入れるべき字句を下の番号から選べ。ただし、雑音柳圧感度は、入力のないときの受信機の復調出力(雑音)を、20[dB]だけ抑圧するのに必要な入力レベルで表すものとする。

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難しい〜

 

アとイ

スケルチ低周波増幅器の動作を止めて雑音を消します。今回は受信機の雑音レベルを測定したいので、

スケルチはオフ(ア)にします。

そして、調整すべきは受信機(イ)の復調出力です。

 

(2)の過程で受信機自身の雑音を測定しました。

次に、SGをONにして信号を入力します。これで、雑音抑制感度が測定できます。

このときは無変調でないと、何を測定しているのか分からないので、ウは無変調になります。

 

FMは無信号時は一定のレベルで雑音を出力します。一方で、無変調波を入力すると、その大きさに反比例して雑音出力が低下していきます。これを雑音抑圧と呼んでいるのです。

なので(2)のように無信号時より雑音レベルは低くなってるはずです。

エは低い値が当てはまります。

詳しくはこちら…

https://www.rf-world.jp/bn/RFW13/samples/p056-057.pdf

 

終端抵抗で分圧しているので、電圧は半分です。電圧の倍半分は6 dBになります。