Penguin-AppliedPhysicsのブログ

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令和2年1月 一陸技「無線工学A」A-20

A-20 次の記述は、スーパへテロダイン方式スペクトルアナライザ(スペクトルアナライザ)及びFFTアナライザの各測定器に、入力信号として周期性の方形波を入力したときに測定できる項目について述べたものである。⬜︎内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、入力信号である方形波は、複数の正弦波の和で表されるものである。

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よきよき

 

AとB

スペアナとFFTアナライザは共に横軸が周波数、縦軸に振幅を表示します。

なので、AとBともにできるです。

 

CとD

FFTアナライザはアナログな入力信号をA-D変換し、そのデジタル値を演算して周波数軸のデータを表示しています。

そもそもで、FFTは時間軸の波形を周波数軸の波形に変換することです。時間軸には位相の値も含みますから、Cはできるになります。

スペアナはアナログの入力信号を表示しますので、位相情報は分かりません。また、振幅の時間変化も、波形として観測することは難しいです。

 

答えは3です!(イェーイ)