B-1 次の記述は、SCPC方式の衛星通信の中継器などに用いられる電力増幅器について述べたものである。
⬜︎内に入れるべき字句を下の番号から選べ。なお、同じ記号の内には、同じ字句が入るものとする。
ほうほう…
アとイ
相互変調積のように妨害波が発生するのは非線形領域の場合です。非線形領域での動作は悪なのです。
複数波の場合は、単一波と比べ、振幅が分配してしまいますから、帯域内の総和は減少します。
アは1、イは6です。
詳しくはこちら…
ウ
入力バックオフですから、ウには入力電圧が入ります。
入力バックオフは理想的な単一波の飽和入力電圧と複数波入力電圧の総和との比です。
エとオ
バックオフは余裕度を示す値でもあります。相互変調積などの影響を少なくするには、線形領域での動作が必要ですから、余裕度を大きくしなければなりません。したがって、エは8です。
しかし、余裕度が大きくなれば、その分増幅する量を抑えなければいけないので、効率は下がります。
オは10が正解です。