Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和2年1月 一陸技「無線工学A」B-2

B-2 次の記述は、図に示す位相同期ループ(PLL)検波器の原理的な構成例において、周波数変調(PM)波の復置について述べたものである。内に入れるべき字句を下の番号から選べ。なお、同じ記号の内には、同じ字句が入るものとする。

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PLLの問題ですか〜

 

大変分かりやすいPLL検波の仕組みはこちらです。

gate.ruru.ne.jp

 

PLLに使われるフィルタはLPFです。

PCで発生する高次な雑音をカットするためなどに使われます。

陸技においては、滅多にHPFが答えになることないです。迷ったら、LPFで。

アは6か答えです。

 

PCで常に位相の比較を行ってます。なので、答えは3の位相です。

 

LPFは、ローパスなので低周波を通します。なので、高周波成分はありえないですね。

また、差と言われているので、誤差電圧の7が正解です。

 

位相が一致すれば、差がなくなりますので、誤差電圧もゼロになります。エは4です。

 

誤差電圧は位相差に比例します。そのため、周波数偏移(周波数の変化)に比例して誤差電圧も大きくなります。