A-16 送受信点間の距離が800[km]のF層1回反射伝搬において、半波長ダイポールアンテナから放射電力10[kW]で送信したとき、受信点での電界強度の大きさの値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、層の高さは300[km]であり、第一種減衰はなく、第二種減衰は7[dB]とし、電離層及び大地は水平な平面で、半波長ダイポールアンテナは大地などの影響を受けないものとする。また、電界強度は1[μV/m]を0[dBV/m]、log10 7=0.85とする。
がっつり計算
半波長ダイポールアンテナから放射された際の電界強度は、
でした。
ここで、Pは放射電力、dは伝搬距離です。
伝搬距離は図より、500+500の1000kmであることが分かります。
では、電界強度を計算します。単位は、[dBμV/m]とすると
減衰は7 dBありますから、それを引いて最終的には50 dBμV/mの電界強度になります。
答えは3です!(イエーイ)