Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和2年1月 一陸技「無線工学B」A-11

A-11 図に示す三線式折返し半波長ダイポールアンテナを用いて150[MHz]の電波を受信したときの実効長の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、3本のアンテナ素子はそれぞれ平行で、かつ、極めて近接して配置されており、その素材や寸法は同じものとし、波長をλ[m]とする。また、アンテナの損失はないものとする。

難しく考えずに...

 

折り返し半波長ダイポールアンテナについて詳しくはこちらです。

www.gxk.jp

 

半波長ダイポールアンテナの実効長は

l=\frac{\lambda}{\pi}

3線式半波長ダイポールアンテナの実効長は

l_e=3\times\frac{\lambda}{\pi}

になります。

波長は1GHzで30cmなので、100MHzで300cm、150MHzでは200cmになります。

あとは、当てはめるだけです。

l_e=3\times\frac{2[m]}{\pi}=3\times 2\times 0.32=1.91[m]

 

答えは、5です(イエーイ)

 

ニ線式の類似問題はこちら...

penguin-appliedphysics.hatenablog.com