Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和1年7月 一陸技「無線工学B」A-9

A-9 次の記述は、図1、図2及び図3に示すTE10波が伝搬している方形導波管の管内に挿入されたリアクタンス素子について述べたものである。▭内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、導波管の内壁の短辺と長辺の比は1対2とし、管内波長をλg[m]とする。

割とイメージしやすい??

 

A

誘導性窓, 容量性窓についてはこちら...

telecomshikaku.com

これらの窓は、導波管線路に対して並列に挿入された等価回路として働きます。

 

BとC

図1が容量性窓なのでキャパシタンス(形通り??)です。

図2が誘導性窓なのでインダクタンスになります。

 

D

金属棒はアンテナ素子と等価な働きをします。

片側が接地、もう片方が開放なのでモノポールアンテナと同様です。

この場合は、波長\lambda_gに対して1/4の長さで機能します。

 

答えは2です!(イエーイ)