Penguin-AppliedPhysicsのブログ

応用物理に関することを色々と。

令和2年11月1回目 一陸技「無線工学B」A-17

A-17 地上高が30[m]のアンテナから周波数150[MHz]の電波を送信したとき、送信点から15[km]離れた地上高10[m]の受信点における電界強度として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、受信点における自由空間電界強度を450[μV/m]とし、大地は完全導体平面でその反射係数を-1とする。

公式ゲー

 

十分離れている場合の受信電界強度は、

E=E_0\frac{4\pi h_1h_2}{\lambda d}

です。ここで、E_0は自由空間電界強度、hは送受信の高さ、λは波長、dは伝搬距離です。

導出は下記参照ですが、正直覚えたほうが良いかと...

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

※底辺が十分長い場合、sinθ≒θです。

 

あとは、数値を当てはめます。ちなみに、150MHzは2mの波長です(1GHzで30cm、100MHzで3m)。

E=450\times\frac{4\pi 30\times 10}{2\times 15\times 10^3}=56.5[\mu V/m]

 

答えは1です(イエーイ)